東京の下町、墨田区向島の魅力的な街を紹介しています。昔から徐々に変化していく中での知っていただきたい向島があります。

向島散策

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  • このコースは、正月の隅田七福神めぐり、百花園・春と秋の七草、隅田堤の花見、三社祭・ほおづき市といった浅草のイベント、それに隅田川の花火大会など、散歩にかこつけての楽しみが目白押し。その上、浅草という、東京を代表する盛り場をひかえ、グルメ処には事欠かない。そればかりではない。百花園から桜橋へ通じる墨堤通りには、志満ん草餅、言問団子、長命寺の絞餅など古い歴史を誇る和菓子の老舗が散在している。

    というわけで、このコースは花だけにこだわるのではなく、もっと視野を広げながら、繰り返し行動されるといい。

    出発点の東向島駅から東武博物館の角を右折すると、最初の目的地、向島百花園までは一本道だ。江戸日本橋の商人・・「佐川きくう」の別荘庭園だったのが向島百花園。百花園名物のハギのトンネルは、例年お彼岸すぐにならないと満開にならない。最近の傾向ではハギは早く咲く木が多く、チャンスを逃さないようにしたい。

    百花園を出たら、堤通一丁目の信号は左折、堤通りに沿って歩いていく。甘党には見逃せない店がなん軒もある。どの店に顔出しするかによって歩くコーlスが変わってくる。

    首都高速6号線の高架が近づくと隅田堤はすぐそこ。高架近くに言問団子と長命寺の桜餅・山本やが向かい合っている。いずれの店も店内に飲食できるコーナーがあり、花見どきには人の列ができるほど。通行量の多い墨堤通りを注意して渡り、階段を上がると桜橋。車の通らない、人にやさしい橋だ。ここから先は右岸、左岸ともサクラの並木道で、どちらを歩くかいつも迷う所だ。

    ガイドでは浅草寺にスムーズに入るため、右岸沿いを選ぶことにするが、左岸を歩き吾妻橋を渡ってもいい。桜橋からの隅回公園には、ソメイヨシノを中心にシダレザクラ、オオシマザクラ、ヒガンザクラ、ウコン、ジユズカケといったサクラが次々に開花する。4月中旬からが花期となるサトザクラの仲間、イチョウ、フゲンゾウ、カンザンの中で、室町時代から知られた園芸種のフゲンゾウは、花弁の数が30枚を超す大きな花である。

    桜橋からスポーツセンターのプール脇を通って斜めに進むと待乳山聖天。1月7日の大根まつりで知られる聖天だが、花には縁が薄く、安藤広重が錦絵に描いた築地が残っているのを確認したら引き返そう。

    一本下流の言問通りは下を潜り、東武鉄道の鉄橋との中間まで来たら右折、江戸通りを突っ切って直進すると二天門から浅草寺の境内に入る。右手の奥に鎮座するのが浅草神社、江戸三大祭りの一つ三社祭の神輿の宮出し、宮入りが行なわれる広場があるが、本殿は思いのほか質素だ。本殿を背にしているのが仲見世通り、人形焼き、おこし、手焼きせんべいなど、浅草名物のお菓子を売る店がとくに目につくが、まだまだ散歩は終わらない。

    手入れのいい伝法院は非公開なので、五重塔から淡島堂、影向堂にかけてを一巡する。十二支の守り本尊をそれぞれに祀る小さな社がある影向堂は、池と流れを取り囲むようにツツジが咲き、散歩のフィナーレに相応しい場所だ。